凄い新人 Compozitionz
コーラス・グループ不振の昨今、新人グループには殆ど期待を持たず接しているのだが、なんだこれはと腰を抜かしたのがコンポジションズという連中。
いきなり端正で緻密なコーラス(=白人っぽい)でアルバムははじまる。
あれれと思ってタイトルを見ると"Freshman Phil"。なんとフォー・フレッシュメンとかけてある。
次の"Get up"は70年代のテンプス調。
テンプスのメルヴィン・フランクリン似のベースパートがいるのが凄い。
聴き進んでいくとマンハッタンズばり、つまりブルー・ラベット調の語りがあったり、なんだか大変なことになってくる。
間違いなく2005年の新人グループ部門一位だと思う。
問題はあまりにバラエティがありすぎて、かえって「これだ」というスタイルを確立していないことかもしれない。
ぜひ次回はそのあたりを煮詰めてくれたら、と期待が膨らむ大型新人である。
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