お正月に Snoop Doggy Dog
ハウンドドッグ・テイラー(ブルース)とか、ビッグ・ママ・ソーントンの"Hound Dog"(もちろんエルビスの初期のヒットの元歌)とか、並み居る犬モノを抑えて、こいつを選んでみました。
G-Funk(G=ギャングスタラップ)の代表作とされているドクター・ドレ制作のヒップホップ名盤。
当時は東西が覇を競う時代で、西の強力な一枚だった。
-----というのは僕も肌で感じていて、そんなものかと思ってもいるが、実のところヒップホップというのはよくわからない。
70年代ソウルをネタ使いにしたメローラップ(最早死語か?)はそれなりに聴くのだが、本家本元のいわゆるシーンがちっとも腹に入ってこない。
このアルバムを買ったのは、プロモーション・ビデオでスヌープがバックにザ・ドラマティックスをバックに従えていたから。
どこかにドラマティックスの声が聞こえるんじゃないかと期待したのが最大の理由。
これについては期待外れで、LJが叫んだり、ロン・バンクスのファルセットが色を添えたりはまったくしない。
ただ先に書いた通り、東西でギャングスタが派閥形成していた時代にウェストコースト勢であるドクター・ドレ&スヌープがデトロイトのアナクロなグループを起用するというのは興味深かった。
ウィスパーズじゃ駄目だったわけだ。
ドラマテッィクスの連中もこのオファーを喜んだようで、2001年のステージを収録した"Greatest Hits Live"というアルバムを聴くと"Doggy Dog World"という曲で、誇らしげにアピールしている。
これを書くためにこのライブ盤を取り出して聴いているが、いやぁやっぱりドラマティックスはいいっすね~。
これではまずいので、無理矢理スヌープに話を戻して----
"Doggy Style"はヒップホップ駄目駄目な僕も"Ain't no fun"などキャッチーな曲は楽しめます。
皆さんもぜひ聴きましょう(う~ん、説得力ない?)。
The comments to this entry are closed.
Comments