お正月に The Spaniels
1940年代後半の黒人コーラスグループを代表するのがオリオールズ。
これを出発点に、鳥の名を冠するグループが輩出、50年代のドゥーワップ・グループにもそれは引き継がれる。
ペンギンズ、フラミンゴス、クロウズといったところがすぐにあがる。
それと同じくして犬の名を冠するのものも現れた。
その代表格がシカゴのスパニエルズ。
ドゥーワップを代表するグループというとムーングロウズ(これは天候を冠したグループ名、他にスカイライナーズなどがある)がいつもあげられるが、僕はそれと並ぶ魅力をこのスパニエルズに感じている。
技巧的でいながらハートフルな歌やコーラスはドゥーワップには珍しく聴き飽きない。
(申し訳ない。僕はドゥーワップは聴き飽きる音楽だと思っているので---)
ところで「ブルース&ソウル・マガジン」(ブルースインターアクション刊)の最新号の付録CDがシカゴのVee Jayレーベル特集で、このスパニエルズの"Baby It's you"が選ばれている。
それが24bitで驚くほど音がいい。
今後この24bitでVee Jay音源をP-VineではCD化するそうで、殆ど持っているカタログながら物欲がかきたてられる。
さて今日紹介するのは英Charlyから出たリイシューLP。
このジャケットは洒落ていて大好きなデザインだ。
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