ドライブにKool and the Gang
アルバム一枚、駄曲がなくて、疾走感がある----それでチョイスしたのが名盤中の名盤"Wild and Peaceful"。
もし無人島に行くとして、JBのほかに持って行けるファンクのレコードは一枚だけだよと言われたら、僕はこれを選びます。
でもそんな無人島に電気は来ているのか?オーディオセットはあるのか?そもそも長期間生存できるのか?と先に聞いておきたいことが山ほどあるんですがね。
秀作が並ぶこのアルバムのなかで僕が最も好きなのは"More Funky Stuff"。
ファンクとはなんぞやという問いに「ワンコードのリフ」と答える場合があるけれど、その典型がこれ。
採譜したら、ほとんど意味をなさない単純な音の延々の繰り返しが、リズムのうねりとなって襲いかかる。
このまま永遠に続いて欲しいと思うほどの高揚感。
嫌いな人にとってはアホ以外のなにものでもないサウンド。
馬鹿ということについては僕も全面的に認める。アホでしょ、この曲は。
でも阿波踊りが指摘するように、全てのピープルはアホ。同じアホなら踊らなければ損じゃありませんか。
グループ名の「ミスター・クールとその手下ども」というストリート感とは裏腹に、技巧的でありジャズ的アプローチもあるのが連中で、それがこのアルバムではよく出ている。
後年、中庸なディスコ(←単純な悪口じゃないです。セールスとして成功し、一般に指示されたという実績を安易に否定する気は毛頭ありません)になっていくのも、実はそうした姿勢の延長なんだろうと思う。
なにはともあれ、長距離ドライブには最高!
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Comments
Kool&The Gang、J.T.が入る直前まではJazz色が強く、めちゃんこFUNKだったすね!ドドーン、ドドーン、んチャラララララ、Parrrrty!parrrrty!
あーたまんない!Jungle Boogieも最高ですよ!Soul Freakを思い出すなあ。1stも荒削りだがFUNK色強くてかっちょいい!
OhioのMarcury時代も最高ですね、ブログにも書いたけど"Who'd She Coo?"が大好き。Sweet StickyとかFireもゴキゲン。馬鹿なのは良ーく解ってますが連呼しちゃいます!
FUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKFUNKです!
Posted by: Hidekichi | January 31, 2006 01:21 AM
実は僕はFunkには弱いんです。(って、どのジャンルも弱いという話ばっかりですね~笑~)
偉そうにこのアルバムを紹介しましたが、これを知ったのは(僕のソウル歴のなかでは)最近の部類。
ぜひ、今後もご指導をお願いします。
※Ohioのマーキュリー時代のアルバムは全部持っています。えへん----ってこれもCDのBOXセットを買ったからです。ネタバレ。
Posted by: Sugar Pie Guy | February 01, 2006 11:36 AM