L.J.Reynoldsのソロ その3
僕は50年代までのビンテージ、特にカルテットのゴスペルは聴くのだが、クワイヤというのが苦手。
ただL.J.ほどのバリトンがリードするなら、クワイヤもバックコーラスとして悪くはない。
さらにモダン・ゴスペル風の曲だけ聴けばR&Bと変わらないというナンバーもあり聴きやすい。
聴きものは"Jesus Is My Kind Of People"。
グラディス・ナイトとデュエットしている。
やっぱ、ええですわ、グラディスは。
L.J.の侠気をグラディスが包容する。
「暴れん坊将軍」の「め組」の頭とそのおかみさんのようだ(なんだ?)。
"Ain't No Mountain High Enough"では珍しいL.J.の語りが聞ける。
正直あんまり「語り」はうまくないです。
朴訥という表現にしておきましょ。
バラード調の"How Great Thou Art"は心配したが最後までクワイヤが出てこず(笑)、R&Bとして聴ける素晴らしい出来。
全体として、シンセドラムがパンパンという80年代のソロ作よりサウンドが落ち着いている分、今聴いても違和感が少ないだろう。
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