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カクテル談2 The Clovers

Clovers_lovepotion9昨日に続いてミント・ジュレップをネタにクローバーズを取り上げる。

1950年代半ばからのドゥー・ワップの大流行によりハイティーン、時にはローティーンのストリート・グループが大合唱をはじめると、ベテランのクローバーズは時代遅れとなっていく。
"Devil Or Angel"という屈指のドゥー・ワップ名曲を最後に放ちながらAtlanticを離れ、58年にPoplarというレーベルに移り2枚のシングルを録音、続いてUnited Artistsに移籍。
ここで最後の大ヒット"Love potion #9"が出る。
時代にフィットしたノベルティ調のロックン・ロールで、白人のサーチャーズのカバーは日本でもヒットした。

今日ご紹介するのは、そのUAでドン・コスタのプロデュースにより1960年に出したLP(UA 6099)。
ただし僕のは1978年に日本でリイシューされたもの。

ここでもミント・ジュレップを再録音しているが、残念ながらオリジナルの魅力には及んでいない。

全般的にロックン・ロールの影響を受けた曲調が多く、彼らの本来の魅力であるブルージーな面、あるいはゴスペル臭がない。
力のあるグループなので決して駄作ではないが、ちょっと残念だ。
彼らはこの後、数社のレーベルを点々とし60年代末に録音活動を停止している。


さてカクテルのミント・ジュレップのレシピは次の通り。

ミントの葉を数枚、砂糖といっしょにグラスに入れすり潰す。
氷を入れ、上からバーボンを満たしステア。
場合によっては若干のミネラルウォーターをたすこともある。

毎年5月にケンタッキーで開催されるケンタッキーダービーでの公式飲料とされており、バーボンとミントという「アメリカ南部の初夏」の季語と言ってもいい。

クローバーズの"One Mint Julep"の歌詞は次のようなもの。

 ある朝、俺は歩いていて一人の女性と出会ったんだ。
 二人は意気投合、俺は彼女を家に誘ったのさ。
 でも、そこで二人がしたのはミント・ジュレップを飲んだだけ。
 そのミント・ジュレップからすべてがはじまったんだ。

ここから楽しくも生活臭のあるストーリーが展開していく。
ぜひ歌詞カード片手にお楽しみいただきたい。

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