お達者 Bluenotes
僕の住む近辺はショートカットされたので観に行くことはできなかったのだが、ソウル・ショーとしては高い内容だっただろうと思う。
ご承知の通り、リーダーのハロルド・メルヴィンは既にこの世を去っている。
メンバーが入れ替わってもそのグループ名を名乗り続けている例はあるが、さすがに故人の名を冠したグループはあまりない。
レイ・グッドマン&ブラウンがハニーレイの死後もその名を残しているくらいじゃないだろうか。
そもそも、テディ・ペンダーグラスが抜けた後の失速時に、二つに分裂しお互いがブルーノーツと名乗って、同時期にレコードも出していたことに端を発している。
差別化するために、ハロルドが率いるチームとしては、今まで以上に「ハロルド・メルヴィン&~」を強調する必要があった。
だが、そんな経緯は別に「ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ」というのは語呂がいい。
そして現在のメンバーは非常に力がある。
数年前のコーラス・グループばかり集まったソウル・ショー(NHKで放映された!)でも、あのドラマティックスですら衰えを感じ、その他のグループについては「懐かしさ」という化粧を施さないと厳しいものがあったが、彼らはしっかりと歌とコーラスを聴かせてくれていた。
ここで紹介するCDも、近年のものでカバー中心の内容としては後ろ向きなものだが、歌はしっかりしており安心して聴くことができる。
あんまりない機会だから生で観ておきたかったな~。
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