長旅 Odyssey 5
今日とりあげるのは
"First Time Around" Odyssey 5
1975年シカゴのブランズウィック傘下のBRCからリリースされたアルバムを、一昨年ビクターがCDにした(VICP-62922)。
確認されている録音はこのアルバムだけという、いわゆる謎のグループ。
ジャケットがいい。
夜にそこらの公園の階段でストロボを炊いて撮影しただけ。その安直さにしびれる。
似たようなジャケットにニュージャージーのOptimistics(Turbo)があったなと、今取り出して並べてみたら、むちゃくちゃ合う。(お持ちの方はぜひお試しください)
そのジャケットに写っているのが5人。
グループ名が「長期旅行の5人」で、問題はなさそうだが---
ところが裏ジャケットには6人のメンバーがクレジットされている。
これは意図的に謎をしかけているんじゃないかと一瞬思ったが、そんなの「ど~でもいいの」と思っているんだろう。それがソウルですから。
内容は、ガキでもなければ、ウバ桜でもない適度な甘さを持ったコーラスでミディアム中心。
悪くない=まあよくある感じ。
ところが一曲、すごいキラーが入っている。
"Peace of mind"がそれで、今の時代にも映える素晴らしいダンサー。こいつはいい。
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Comments
昨年このCDを渋谷Tsutayaで借りてコピーしちゃいました。やはりBRUNSWICK一連のサウンドであります。別に悪くはないんだけど全然売れなかったんだろうな?
最近こういったアルバムを復刻する日本の業界も捨てたもんじゃない。確かにコンピもんはつまんないけどね。
Oddysey 5はやはりSupremesの幻影から抜け出せなかったのだろうな...
Posted by: Hidekichi | March 11, 2006 02:47 AM
>Hidekichiさん
TsutayaってこんなCDも置いてるの??
それは利用してみたいような----
でもジャケットもインナー解説もレンタル不可なんだよね。あれはいかんと思う。
Posted by: Sugar Pie Guy | March 11, 2006 02:14 PM
渋谷TSUTAYAHA結構新譜には敏感に反応していて、Jazz FUNK物は宝庫ですよ!ある意味TSUTAYAで情報を得てる時も結構あるな。
あなどれん!
Posted by: Hidekichi | March 12, 2006 03:01 AM