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サザンソウルの光芒 Roy & Johnny

royjohnny自分でも思わぬ展開となった(笑)、サザン・ソウルの未来を考えるミニ特集、最終日の今日は強力なデュオを取り上げる。

"Partners and Friends"
Roy Roberts and Johnny Rawls (Rock House 00020) -2005-

一昨日紹介したBigg Robbとは対称的な正統派である。
生音をバックに、二人の親父が時に唱和し時に歌のバトルを聴かせる。
21世紀初頭における最もピュアなサザン・ソウルと言っていいだろう。

僕は聴いたことがないのだが、二人ともソロの活動があり、しかし今回のデュオ企画は過去のその録音を上回る内容だという評判が高い。

だが、正直なところ、二人の歌が熱ければ熱いほど、バックの演奏にあと一歩のもどかしさを感じるところはある。
歌の背後から締め付けてくるようなギターの音色とか、躍動するホーンとか、たとえ巧くなくても聴く者の身を震いたたせるようなフレーズ、かっての頂点の音に近づいているだけにもどかしい。

もちろん現時点で、これ以上のサウンドを望むのは欲に過ぎるだろう。
サザン・ソウルのテーマと言ってもいいタイトルの"Country Boy"の音など健闘している。

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