ううむ The Temptations
リードは前作に続いてG.C.キャメロン。
ロン・タイソン、オーティス・ウィリアムスがいて、あとはよく知らない(すいません)。
有名曲のカバー集ということで期待して聴いたのだが----
う~ん、これはどうなんだろう。
意外なほどG.C.の声は出ていて、一曲だけ聴くと頼もしい。
ただ続けて聴いていくと、僕がどんな時代にも抱いてきた「テンプスらしさ」がないように思う。
具体的には重厚で独特なコーラスがものたりない。
彼らくらいのテクニシャンであれば、カバーというのは実に簡単だと思う(そんなことはないと叱られるかな)。
だからそこにテンプスならではの解釈が加わっていることを期待したのだが。
そもそもモータウン・クラシックのカバーというコンセプトが後ろ向きに思う。
広く大名曲に挑んだほうが良かったのではないだろうか。
(アリ・オリがリードの時代に、ソウル以外のジャンルも含めたカバー中心のアルバムがあったが、あれは悪くなかった)
僕は前作はなかなか気に入っていただけに、どうもすっきりしない感想になってしまった。すいません。
※意外なことに"Ain't nothing like the real thing"は女性まで交えてのバラエティで楽しめました
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Comments
ところでもう行きましたか?
ナカヲさんのページ
壮観ですね!
やっと聴けましたChicago Gang Stars の Blind Over You
えーわあ。やっぱり Black Ice よりいかった。
はよう Ali-Ollie のTemps 聴かしてくんろ。
Posted by: frisco | March 21, 2006 10:12 PM
つい昨日のことですが、テンプスのコンサートに行ってきました。ほとんどG.C.キャメロンとロン・タイソンの2人のリードにより、往年のヒットソングに加え、このアルバムの中からタイトルトラックにもなっている"REFLECTIONS"を歌っていましたよ。
メンバー紹介の際、オーティス・ウィリアムスの時は会場がスタンディングオベーションとなり、割れんばかりの拍手だったのは忘れられません。
ちなみに他の2人はJoe Herndon(ベース)とTerry Weeksでした。
Posted by: nasa | March 27, 2006 03:25 AM
>nasaさん
それは羨ましい!
ただテンプスらしさが解体されているようで、この先が不安に思います。
とはいえ、「懐かしのソウルショウ」タイプの、無難な縮小再生産グループになったテンプスは寂しいし、変化することは歓迎すべきなのかも----という気もします。
nasaさんは、どうご覧になられました?
Posted by: Sugar Pie Guy | March 27, 2006 08:11 AM
私は正直テンプスはそんなにたくさん聴いていないので、良く分からない部分がたくさんあるのですが、やはり現在のテンプスは「寄せ集め」という気がしてしまいますね。リードボーカルが違うことで別の曲に聞えるかと言ったらそうでもなく、やっぱりテンプスの曲ではあるんですが・・・。どれが本当のテンプスかって、良く分かりませんデス。
それでもパフォーマンスとしてはおもしろかったですよ。さすがに歌が上手いなと思いました。
少しですが写真も載せているのでぜひご覧下さいませ。
http://nasastyle.exblog.jp/3095527/
Posted by: nasa | March 29, 2006 05:43 PM