マニアックなベスト Curtis Hairston
報われなかった実力派シンガー、カーティス・ヘアーストンの全貌を掴むことができる、かなりマニアックなベストである。
そもそもカーティス・ヘアーストンの欧米での人気はどうなのだろう。
こういうシンガーは日本でのみ評価が高いものだが、こんなCDが出てくるとは案外と欧米の玄人筋からも贔屓を受けているのかもしれない。
(そういうば昔、僕がソウルのホームページを運営していたころ(案の定挫折、お恥ずかしい)、カーティスを取り上げたところ海外のファンからメールが来たことがある。)
Best Of Curtis Hairston (Funk REcords P.2005) -2005-
ジャケットに最もらしくAtlanticのロゴが入っているが、もちろん嘘。
限りなくチープなジャケット(おそらく家庭用プリンターで作られている)、曲目には誤植("We are are one"とあるが、ジミー・クリフの"We all are one"のこと)と情けないのだが、内容は濃い。
83年N.Y.のPrety Pearlでの録音、85年UKチャートでヒットとなった"I want you lovin'"、B.B.&Q.バンドに参加しての録音などがきちんと収録されている。
昨日紹介した唯一のソロ・アルバムからも収録されているが、そこからは傑作2曲だけと明らかにマニア向け。
もちろんカーティスの歌はいずれも芯のある大したもの。
いやぁ、こういうCDは嬉しいねぇ。
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