傑作? Willie Huch "Midnight Dancer"
Willie Hutchについて書いているうちに、実は聴いていないWhitfield盤があることを思い出し、デジタル化をかねて聴いてみた。
そうしたら、これがいいんだ。
Midnight Dancer Willie Hutch (Whitfield 3352) -1979-
僕が苦手のノーマン・ホイットフォールドのレーベル、その名もWhitfieldから出ているんで敬遠していた。
そんな聴きもしないお皿を買ったのは、ひとえにジャケットが良いから。
いちおう言い訳しておくと、最初から聴かない気持で買ったりはしない。
そのうち聴こう聴こうと思いつつ、いつのまにか忘れてしまった----というだけ。
いや~よくあること、よくあること(←org.谷啓)。
まずプロデュースは苦手のノーマン・ホイットフォールドじゃなくて、ウィリー・ハッチ自身。
しかし良い意味でノーマン・ホイットフォールドのフレイバーがある。
曲によってはウィリー・ハッチの声がデニス・エドワーズ風であったりする。
ハッチの歌は、サム・クックをベースとしながら、時代や曲によって表情を変える。
ただし時として没個性となり、この人は器用なのか不器用なのかわからない。
だが、このアルバムでは溌剌としていて気に入った。
1979年という、ソウル・ミュージックが輝いていた最後のぎりぎりの秀作だ。
あと、先に紹介した2枚のベストCDにはこのアルバムからは一曲も収録されていない。
ベストの一枚はMotown盤なので当たり前だが、全時代を網羅したExpansion盤にもWhitfield盤からはもう一枚のアルバムから収録があるだけ。
ということはベストCD持っている方も要チェックってことですね。
しかしジャケットいい。
知らずに見たらソウルだとは思わないだろうが。
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