話は続いて---Willie Hutch
先にマーヴィン・ゲイの"Let's get it on"のデラックス・エディションという2枚組CDを紹介した。
収録されている未発表録音のなかでマーヴィンはウィリー・ハッチの曲を4つも歌っている。
ウィリー・ハッチは共にMotownのレーベルメイトだったが、マーヴィンはウィリーの作る曲が相当気に入っていたようだ。
マーヴィンは自身で優れた曲を書きながら、"I want you"(アルバム全曲がリオン・ウェア作)のように、他人の書いた楽曲を題材に自分の世界を作りあげるということも多かった。
もしかしてウィリー・ハッチの曲によるアルバムを作ろうとしていたのかもしれない。
ウィリー・ハッチはRCAで2枚、その後はMotownで相当数のアルバムがある(ノーマン・ホウィットフィールドのレーベル2枚も含む)。
その数量の前になかなか手が出せず、助かっているのがベスト。
まず今日紹介するのは、英イクスパンションのものでレーベルにまたがり広くから選ばれている。
Try It You'll Like It: The Best Of Willie Hutch
Wilie Hutch Expansion CD EXCL -2003-
このなかにマーヴィンが歌った未発表4曲のうち2曲のオリジナルが収録されている。
タイトル"Try It You'll Like It"と"I'm gonna give you respect"。
しかし、"I'm gonna give you respect"のほうはこのウィリー・ハッチ版も未発表曲とクレジットされている。
非常に優れた曲なのだが本来マーヴィンが歌うために作られたのだろうか----?
なにしろウィリー・ハッチのオリジナルLPを殆ど持っていないので詳しいことがわからない。
さて、肝心のウィリー・ハッチについてだが、ニュー・ソウル的な部分も含め魅力的な曲を作る。
シンガーとしてはよく指摘されるようにサム・クック・マナーをベースとしながら、時にディープ・サイドの魅力ものぞかせる。
逆に軽く流してしまうような歌のこともあり、そのばらつきがソウル・ファンの評価が一定にさせない理由のように思う。
でも、このベストに関しては十分楽しめますよ。
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Comments
私もWillie Hutchは大好きですよ。Sam Cooke系のシンガーが多い中、彼はかなりDeepなひとりですな。
Posted by: Hidekichi | April 23, 2006 10:58 PM