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ウゥップス! Edna Wright

Ednawright_1昨日紹介したハニー・コーンのリードだったエドナ・ライトのソロ・アルバム、1977年作品。

エドナ・ライトは、いわゆるディープなシンガーではない。
メリスマを殆ど効かせず、ソウル・ミュージックとしては物足りない歌いかたになってしまう。
ハニーコーン時代は、コーラスに支えられ、さらに全盛期のHot Waxサウンドの後押しがあり素晴らしい内容となったが、ソロでは弱い部分が出てしまった。
彼女がこのアルバムを最後に表舞台から消えてしまうのもしかたがなかったのかなと思う。

じゃあこのアルバムは駄作なのかと問われれば、それはまったく違う。

収録曲数は少ないが、全曲メロディがいい。
録音の正確な場所は不明だが、おそらくデトロイト(全部でなくても)、それもHot Waxに近いミュージシャンが演奏していると思われる。
何曲かは、ハニーコーンだよと言われれば納得してしまうようなものもある。

そして、エドナ・ライトの歌はうまい。
ストレートに、変にソウル的歌唱にこびない発声が好ましく響くようにも感じる。

決してソウルの名盤ではないし、「あのハニーコーンの」という形容がなければおそらく話題にのぼらないアルバムだが、僕は好印象を持っている。


ところが90年代に異変が起きた。
フリーソウルという「音楽の聴き方」のなかで、このアルバムの冒頭曲"Oops! Here I Go Again"が脚光を浴びたのである。
"Oops!"というチャーミングなかけ声が入る佳曲で、最初はギミックだけの盛り上がらない曲だと思っていたのだが、たしかに聴くうちに滋味が増してくるようなところがある。

フリーソウルの本義については、なんだかなぁという気持ちはあるのだが、それで教えてもらったとか、改めて聴き直した曲は多く「お世話になったよ、いろいろと」(←org.井上順+植木等)と感謝を捧げておく。

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