南部録音 Millie Jackson
多作な人で70年代から80年代には相当な録音がある。
盛りのついたおばさんビッチなのもいいが、やはり初期の丁寧に歌い込まれたものは格別。
当初はN.Y.録音だが、だんだんと南部録音が入りはじめ、4枚目のアルバム"Caught Up"(1974)が完全なマッスル・ショールズ録音になる。
それに続く"Still Caught Up"(1975)と2on1で一枚になったリイシューCDを今日は取り上げる。
Caught Up / Still Caught Up Millie Jackson (Hio-O HIPD-40143)-1999
"Caught Up"は三角関係がテーマで、蜘蛛の糸にからまったジャケットもその内容を暗示している。
ルーサー・イングラムの"(If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right"のカバーからスタートするのがいかにも。
"Still Caught Up"はタイトル通り前作の延長で、こうして2on1で並べると、どこからが一枚目でどこからが二枚目かわからないほど。
僕は基本的に「がなる」女性シンガーが苦手で、コケティッシュに歌ってくれるほうが好きなのだが、ミリー・ジャクソンは例外。ソウルフルだなぁと思う。
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