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風を集めて The Lost Generation

Lostgenerationシカゴの愛称は「風の街(Windy City)」。ミシガン湖から吹く風が名物なのだそうだ。

その名もずばりWindy Cityという素晴らしいグループもいるが、今日はまさに音から風が吹いているような連中、The Lost Generationを取り上げる。

2枚のアルバムがあり、共にユージン・レコードがプロデュース。
「失われた世代」というグループ名らしく1stのジャケットはサイケ調でロックっぽいもの。しかし内容はまったくアジることもなくオーソドックスなシカゴ・ソウル。
そこで馬脚を現したのか開き直ったのか、2ndのジャケットはメンバーが立ち並ぶ極めてオーソドックスなコーラス・グループのアルバムジャケットとなりひと安心(?)。

2枚のアルバムを通じて、カバーが多い。
しかしそのカバーにコンセプトを感じる。
デトロイト(チェアメンとエイスデイのカバー)、フィラデルフィア(デルフォニックス)、ニュージャージー(モーメンツ)、N.Y.(パースエイダーズ)と並べてみると、
1.グループ物ばかり
2.産は全米にまたがるバラエティ
2.シカゴ・ソウルは避けている
という特徴があるように思う。

リスナーとしては楽しい。
たとえばエイスデイの"You've Got to Crawl Before You Walk"がシカゴ・フレイバー=つまり風の匂いで聴けるんだから。

カバーの話が先行してしまったが、名曲"Sly, Slick, and the Wicked"や、"Young, Tough and the Terrible"を筆頭にオリジナルも素晴らしい。
コーラス・グループとしての力量は、もしかしたらB級かもしれないが、ユージン・レコードのセンスと、当時のシカゴ・ソウルの勢いに乗り、忘れられないグループとなった。

そんな彼らを今聴くのには、このCDが最適。

The Lost Generation The Lost Generation (Edsel DIAB 8016) -1999

2枚のアルバムを全て収録し、さらに2曲のボーナス・トラックを追加。
まさに「風を集めて」という感を受ける。

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