21世紀Deep。 Urban Mystic

これぞ21世紀のDeep Soulと評したいアーバン・ミスティック。

　名前だけからするとグループみたいだが、れっきとした男性ソロ・シンガー。

　しばらく前に今年出た2ndアルバムを紹介したことがあった。

　今日取り上げるのは昨年2005年に出た1stアルバム。

　ここでボビー・ウォマックの"Woman's Gotta Have It"をカバーしている（タイトルは若干変えて"Woman Gotta Have It")。
　昨日紹介したTim Jacksonもカバーしていたということで、非常に興味深い。たまたま偶然なのかもしれないが21世紀初頭に相次いで、こんな曲がカバーされるとは、なにか天変地異＝たとえばソウル・ミュージックがまた一大流行するとか、の兆候なのではないか。多分違うだろうけど。

　そのカバーだが、実に暑苦しい（←褒め言葉です）。
　歌の深さではオリジナルのボビー・ウォマックを越えていると思う。正直、ちょっとヘビィすぎると感じることもあるが（その点、昨日紹介したTim Jackson版はスムーズで聴きやすい＝眠くなるとも言えるけれど）。

　このカバーよりもオリジナルの良い曲がいくつも収録されており、ソウル・ファンならば「まず買っとけ」という内容。未聴の方はぜひお試しを！