初登場 Bobby Womack
ボビーほどのパフォーマーとなるとなかなか正面きって紹介できない。
今日も一昨日から続く"Woman's Gotta Have It"のオリジネーターとしてのみ取り上げる。
ボビーはとにかく、ぐっとくる、いわゆる「こみあげ系」のメロディを作るのがうまく"That's The Way I Feel About Cha"、"I'm In Love"のように数え切れないほどのカバーを生んだ名曲を書いている。
さらに、ソウルフルに歌えるのもボビーの強みで、少なくとも80年代中盤までの彼のアルバムは「悪かろう筈がない」ものだった。
ギターが弾けるというのもプラスで、サム・クックやウィルソン・ピケットといった大物のバックを務めたこともあった。
この"Woman's Gotta Have It"も、幾多のカバーを生んだが、オリジナルも当然良い。聴き進むうちにぐっとくるという例の調子で、これに惹かれてカバーする者も後を絶たないのだろう。
選んだのはCD2枚組のベスト。UAの時期の重要曲は殆ど網羅されている----と思いきや、あれが抜けてるというのがあるし、ほかの時代も良い曲がいっぱい。機会をつくりボビーをさらに掘り下げてみたい。
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