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ブートライブ James Carr

Jamescarr_livebackブート中のブートと呼んでも差し支えがないだろう。ジェイムス・カーの日本公演のライブ盤である。

GoldwaxならぬColdwaxというふざけたレーベル名。
CDではなくLP(コストと手間が全然違う)ということから考えると古いものに思われるが、裏にジェイムス・カーの没年がちゃんと2001年1月7日と書いてあるから、最近のリリースである(僕は3年ほど前に手に入れたが、おそらくそのとき新譜だったのだろう)。

Oriental Live And "Living"  James Carr  (Coldwax CW 3003)

裏ジャケットには、「いかにも」という感じで、DJによる紹介が英文で書かれている。
KAJT-RadioのRoosevelt Jamisonとなっているが、なにせ怪しいブートなので、実在の米国ラジオ局なのか、架空なのか、それとも日本のラジオ局なのかと疑いの目で見てしまう。
(ご存じの方がいたら教えてください)

内容は1978年の来日公演。全12曲。

Losing Game
Love Attack
Coming Back To Me Baby
For Your Precious Love
I Can't Turn You Loose
You've Got My Mind Messed Up
Freedom Train
The Dark End Of The Street
To Love Somebody
Lovavle Girl
Pouring Water On A Drowning Man
Losing Game

録音は、ちゃんとカーの歌が聞こえてはくるものの、日本語の私話が入ってくることがあり客席で録られたものだろうか。

この来日公演については僕がソウル・ファンになる以前のもので、先輩から「ひどい内容だった」と聞かされていたので、実はこの皿を入手してから、しばらく聴いていなかった。
このブログを読んでくださるような奇特な方には説明の必要もないだろう。あのジェイムス・カーが、代表曲を続々と歌うのである。それがヘロヘロだったら----聴きたくないという気持ち、わかってくれると思う。

ところが意を決して聴いてみると、恐れていたほど悪くない。
震えがくるような底なしの深さはないが、そのスタイル、声、間違いなくジェイムス・カーである。
(当たり前だと言わず、その意味を感じ取ってください)

観客の歓声も大きい。
バックの演奏もきちんと完結しており、僕が想像していたようなメチャメチャなものではなかった。

ただ、同時期に来日したO.V.ライトや、オーティス・クレイほどの熱いものがないのも確かで、あまりに期待が大きかったソウル・ファンの点が辛くなったのかもしれない。

確かに繰り返し聴くようなものではない。
(一番の理由は録音状態にあるが)
ただ、インプレッションズの"For Your Precious Love"や、オーティスの"I Can't Turn You Loose"のカバーはここでしけ聴けないし、とにかく貴重なものを追体験できることは間違いない。

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Comments

Roosevelt Jamison は That's How Strong My Love Is の作者ですが、、、

Posted by: frisco | June 09, 2006 at 11:05 PM

>friscoさん
そうなんですか!けっこう手の込んだブートってことですね。
ご指摘ありがとうございます。

Posted by: Sugar Pie Guy | June 10, 2006 at 11:53 PM

レコ番 CW 3003 もふざけているというか、凝っているというか。

Posted by: Kotte-Lee | August 02, 2006 at 07:50 PM

>Katte-Leeさん

ご指摘を受けてわかりました!
1stアルバムの"YOU GOT MY MIND MESSED UP "がGoldwaxの3001。
2ndの"MAN NEEDS A WOMAN"が3002。
そこにひっかけてあるんですね。
手がこんでます。

Posted by: Sugar Pie Guy | August 02, 2006 at 08:52 PM

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