苦Mix The Isley Brothers
「超大物・豪華アーティスト/プロデューサー参加!!」と帯に記してあるが、殆ど僕の知らない方ばかりがアイズレーをリミックスしている。
これは帯に偽りありということじゃなくて、僕はそういう方面に度をこして暗いのである。落語「道灌」に「てめぇ歌道に暗いな」という台詞があるが、まさにそう言われてもしかたがない。
Taken To The Next Phase The Isley Brothers (SONY MHCP 478-9) -2004-
Tell Of Tales (Tell Me When You Need It Again)
Take Me To The Next Phase (Part 1 & 2)
That Lady (Part 1 & 2)
Tonight Is The Night (If I Had You)
Summer Breeze
Between The Sheets
Footsteps In The Dark
It's A New Thing (It's Your Thing)
Harvest For The World
Beauty In The Dark (Groove With You)
上記の10曲を次のような人がリミックスする。
スティーブン・"レンキー"・マースデン(知らない)、スチュアート・マシューマン(知らない)、クエストラヴ(知らなかったがThe Rootsの人と言われればへぇ~と思う)、ラファエル・サディーク(聞いたことあるような---)、デ・ラ・ソウル(かろうじて知っている)、モス・デフ(おっ知ってる!)
出来はどうかと言うと----これがさっぱりおもしろくない。というより理解不能。どうしてリミックスが必要なのかわからない。
ここで言う必要とは「存在意義がある」ってことで、オリジナル聴いていればいいじゃんというものばかり。
こうした僕の評価については鵜呑みにしないほうがいいことは強調しておく。僕はカバー大好き、ネタ使いも大好きだが、リミックスには辛いのだ。(トリビュートのカバー集だったら良かったのに---)
なお、このCDを買うのなら日本盤それも初回限定盤がいい。
ボーナスで二枚組となっており、そっくりそのままアイズレーのオリジナルCDがついている。曲目を見ていただければわかるとおり、ベストとして機能する。
もっとも売れていないんだろう。未だに市場には初回限定盤しか出ていない。
もしベストとして買うのなら、もっと割安でボリュームのあるのが複数出ているので、そっちの需要にも応えていないんだよな。
以上、リミックスがわかっていない「歌道に暗い」奴の言うことなんで、気になる方はどうかおさめてください。
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Comments
マシューマンはSadeの音楽監督。
ラファエルはTony Toni Tonéのメンバーです。
Posted by: frisco | June 25, 2006 10:28 PM