フィリー詣で Spirit Of Philadelphia 2
第一弾が出たのは3年ほど前だったと思う。いつもながら英国人は執念深く息が長い。また、Soul Togethernessシリーズの一環でもあり、それもまだまだ続くのだろう。
Spirit Of Philadelphia 2 various (Expansion 2CDEXP24)
第一弾では史上初のThe InvitationsのCD化が光っていた。The Futuresの初期のnot on LP曲が良い音で聴けたのも嬉しかった。さて今回はどうだろう。
We Got Love-Ben E. King
It's Not What You Got-Eddie Kendricks
Let's Go All The Way Down-Brenda & The Tabulations
I'm In Love Again-Joneses
Don't Take Your Love-Whispers
It's Love-Persuaders
Can't Accept The Fact-Gateway
Straighten It Out-Anglo Saxon Brown
Midnight Lady-David Morris
You Make Me Feel So Good Baby-Temprees
Just In Time-Four Tops
Falling In Love-Jimmy Ruffin
Walk Away From Love-Jackie Moore
Trying To Love To Women-Persuaders
I Won't Have Time To Worry-Little Anthony & The Imperials
Do You Remember Yesterday-New York City
That's The Way-Vincent Montana Jr.
ぱっと見ると珍しいものはなさそう。知っているシンガーやグループばかり。ところが曲そのものとなると、持っているかどうか確信が持てないものが多い。
それを調べはじめると半日はつぶせそうだ。
さらに、眺めていて「うむむ」と気づいたことがある。
これは意識的にフィリー詣でをした、余所者ばかりを集めたんじゃないか。
この仮説を検証するとき気になるのはヴィンス・モンタナ、ブレンダ&ザ・タブレーションズ、デヴィッド・モリス、ゲイトウェイ、アングロ・サクソン・ブラウン。
それ以外はすべて余所者のフィリー詣でだ。
(ニュー・ヨーク・シティはフィリーのイメージしかないがグループ名からしてN.Y.出身なんだろう)
あくまで仮説だが、その手もあったのかと思う。
わざわざフィリーまでやってくるのだから、録音は一聴してフィリーとわからなければ意味がない。つまり、フィリーホーム軍団よりビジターのほうがフィリーらしいという構造。
個人的には、むし暑さが気になるこの時期、フィリーという気分ではないのだが(笑)。
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