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すごいんだけど Candi Staton

Candistaton_hishands キャンディ・ステイトンの新譜が出たと聞いたときは、あまり気にしていなかった。

 ゴスペルなんでしょ。
 ああ、違うの。じゃあ「あの人は今」企画臭いなぁ。
 えっ、評判いいじゃない。ソウル----歌ってるの?

 というわけで入手いたしました。

His Hands  Candi Staton (Honest Jons 0946-356257 2 1) -2006-

 最初ジャケットを見たときは騙されたと思いました。
 アルバム・タイトルが「His Hands」ですから。イエス・キリストの御手ってことでしょ。レーベルのホネスト・ジョンというのも胡散臭い、こいつはゴスペルなんじゃないの。

 ところがやっぱり、こいつはソウルだった。

 演奏は実に丁寧。アラバマはアメリカン・スタジオの音よ甦れというコンセプトを感じた。ただ、正直なところ、そういう目論見が成功した試しは殆どなく、これもその例外じゃないと思う。
 歌は予想以上に立派。これだけ声が出ているというのは、やはりゴスペルで基礎体力を維持してきたからだろう。神の御手を信じたくもなる。

 彼女の持ち味といえるカントリータッチのものも違和感がなく、キャンディ・ステイトンはやはり歌が巧いということを確認した。

 ただ、Fameの最初の頃のアルバム(なんといっても2nd)は、彼女の歌の巧さなんてどうでもいい(失礼)という、ボルテージがあった。ソウルの時代、そこにはシンガーといえども一つの役割をこなしていたに過ぎなかったと思う。

 醒めたみかたをしてはいかんな~と思いつつも、このアルバムを何度も聴くことはないだろう。そのくらい、"Stand By Your Man"は凄かったと再認識。

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