Dramatics "Be My Girl" !!
え~僕が最も好きなグループはかねがねドラマティックスだと公言しております。
いつも同じことを言っているけれど、単発であればバリノ・ブラザースとか、あるいは短期間であればフューチャーズとか、凄いグループはいる。しかし、長期間一定のレベルを維持し続けたという点でドラマティックスは別格だと思っている。
そんな僕が、彼らの曲のなかで最も思い入れを持っているのがアルバム"Joy Ride"に収録されている"Be My Girl"。
この曲をはじめて聴いたときの衝撃。それが後年「一番好きなグループはドラマティックス」と公言させる原動力になった。
余談だが、大阪のソウル・バー"Marvin"にはじめて行ったときのこと。木の椅子にドラマティックスのロン・バンクスのサインがあるのを見て驚愕。マスターにリクエストしたのも"Be My Girl"だった。その隣にロリータ・ハロウェイのサインもあり、続いて"Cry To Me"をリクエスト。忘れられない大阪の夜の思い出です。
今日も前口上が長くなったが、今日紹介するミニLPの一曲めに収録されているThe Relativez feat.Butch Cassidyの"Ride Wit Me"は、その"Be My Girl"をネタにしている。
とにかくこれが聴きたくてオークション落札。聴いてみると予想を上回る出来。原曲に対するリスペクトが感じられる。曲名の"Ride Wit Me"も、オリジナルが収録されていたアルバム名"Joy Ride"にかけていると思う。
Westside Mellow Groove Various (Cali-Dogg 05383 6352)
Ride Wit Me / The Relativez feat.Butch Cassidy
Po' Nigga Bluez / The Govenor
Cali Life / Alfrumthai feat.G-Luv
Gangstanostra / RBX feat. Boss Hogg
ほかの収録曲もネタ使いがおもしろいので書き添えておく。
2曲めのThe Govenorの"Po' Nigga Bluez"はデレゲーションの"Oh Honey"と、グローバー・ワシントンJr.の"Just The Two Of Us"という大ネタを交互に使うという荒技。
3曲目は正面きって使っていないのが、たぶんジャクソン5の"Never Can Say Goodbye"だろう。
最後の曲がおもしろい。なんと映画「ゴッドファーザー」の「愛のテーマ」がネタである。そんなのあり?マフィアの正式名称と言われるコーザノストラと、ギャングスタをかけた曲名"Gangstanostra"や、イタリア語とおぼしき妙なラップが挿入されたりと珍妙なことおびただしい。
とにかく、これは楽しく、そして僕にとってはマストなコンピです。
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