思い出の Prince Phillip Mitchell
王子様だったころのフィリップ・ミッチェル1986年の録音。既にソウルの時代は過去のものとなっていた時期だが、マッスル・ショールズで録音されている。
Devastation Prince Phillip Mitchell (Ichiban ICH 1004) -1986-
サザン・ソウルにシンガー・ソング・ライターの要素を足して割った、というのが僕にとっての彼の印象。フレデリック・ナイトや、クラレンス・リードと似たポジションだが、もっともっとシンガー・ソング・ライター色が濃いイメージ。
その彼の持ち味が最大限に発揮されたのがこのアルバムだと思う。1986年というのは、ソウルの時代から離れた難しい時期だが、それが良いほうに作用した希有な例かもしれない。
とにかく曲がいい。バラード、ミディアムと気持よいままに一枚を聴き終わってしまう。
このアルバムには私的な思い出があり、それも聴くたびに切なくなる理由。(どんな思い出かは秘密)
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