檻の中から The Escorts
厳密にはリアルタイムではなく、1976年にテイチクから出ている。(原盤は1973年)
All We Need Is Another Chance The Escorts (テイチク UXP-686-CN)
原盤はAlithia AR-9104だが、この日本盤はContempo経由で入ったもののようだ。
エスコーツのデビューの逸話は有名で、ジョージ・カーが奥さんのリンダ・ジョーンズらと刑務所の慰問に行ったところ、素晴らしい実力の囚人たちのグループがいることを知り、デビューさせたそうだ。
もちろん実力以外に、話題性があることも睨んでいただろう。この1st、あるいは2ndのジャケットは話題性だけを追っている。
しかしその話題性など問題にならないくらい内容がいい。
この1stの時代はメンバーは9人で、そのうち歌うのが7人もいる。娑婆のショービズでは考えられないリッチな構成。税金で暮らす囚人ならではだろう。
その厚みのあるコーラスに、ヘタウマなレジナルド・ヘインズの太い声が乗る。
カバーが殆どだが、特にジョージ・カー自らが手がけたオージェイズの曲は、オリジナル以上。ジョージ・カーにとってもリベンジを果たした気持だったのではないか。
The comments to this entry are closed.
Comments
Escorts 私は1974年に2枚目の3 Down 4 to Goを先に手に入れました。1枚目は1976年になってから買いました。何故かな〜?
一番好きな曲は Let's Make Love (at Home Sometimes) です。これは私のスイート・ベストに入るドリーミィー・ナンバー。ただしこの1974年にはMark 4 と Dynamics の2大スーパー・グループ アルバムを手に入れたのでEscorts の印象はあまりよくありませんでした、、、。
Posted by: frisco | July 28, 2006 11:14 PM