騙された The Escorts
正直なところ内容は期待できないだろうという予感はあったが、まさかこんな形で肩透かしを喰うとは---
ジャケットが全く異なるが、これは1992年に出た(アナログLP)"Back To Love"とまったく同内容なのだ。
たしかに今回のものも"Back To Love"と書かれており、勘違いしたほうが悪いのだが。
自主流通らしく、一枚のジャケットがあるだけ。CD-Rだと思う。
ただ、最大のセールス・ポイントが書かれていないのはどうしてだろう。
この"Back To Love"はジョージ・カーのプロデュースなのだが、それがクレジットされていない。ジョージ・カーが絡んだ新作と伝われば、もっと間違えて買う日本人が増えると思うのだが。
その代わり、原盤LPに記載されていた曲のタイトルの誤記が訂正されている。
"Oona'o"という不思議な曲名で、これはリードのレジナルド・ヘインズのソロLPに入っていた自作曲。それをエスコーツとしてリメイクしているのだが"Oon'o"とクレジットされている。当時から妙に思っていたのだが、今回のCDでは元に戻っており、誤記と判明した次第。胸のつかえがとれたようで、騙されたような気分も幾分晴れた(自分が悪いだけなのだが)。
肝心の内容だが、 レジナルド・ヘインズは全盛期よりさらにヨレており、サウンドもへなへな、つまりよれよれの内容。しかしそれがスウィートだと感じるのも確か。
毎度ながらカバーが多く、「ヒプノタイズド」、「サラ・スマイル」などを歌っている。
参考のためにオリジナルLPのジャケットを掲載しておく。(クリックすると拡大します=このブログのジャケットはすべて72dpiで120mm角に拡大されます)
※現在までの彼らの最新の録音は、懐かしのソウル・ショーのステージを録音したライブだろう。P-Vineから出ている2000年のコーラス・グループが集ったコンサート録音のなかで聴くことができる。
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