その後の The Coasters
昨日同様1980年代初頭の日本のリイシューLP。やはり中村とうようさんと桜井ユタカさんの監修。
こちらはベストに漏れた拾遺集というおもむきで、ライノ盤CDにも収録されなかった何曲かを聴くことができる。
2枚のLPを通じ、日本盤ということで歌詞カードがついているのが強み。コースターズのノベルティのおもしろさは歌詞がわからないと魅力が半減する。
コースターズはAtlanticを離れた後、Date、Turntable、Kingとレーベルを渡り歩き、1973年になってもTripというレーベルからLPを出しているとのことだ。
さらに、おそらくはリードのカール・ガードナーと袂を分かってのことだろうが、Billy Guy & The Coasters名義で75年にSal-Waからシングルを出している。同じ75年にCoasters Two Plus Twoという意味深な名義でChelanというレーベルからシングルが出ていて、これが分派した片割れなのかもしれない。
そのCoasters Two Plus Twoが歌っているのが、往年のヒットをリメイクした"Serchin' 75"。まったく聴いたことはないのだが、僕がテレビで「Gメン75」を観ているときに海の向こうで「サーチン75」を歌っていたんだなと感無量(くだらないね、どうも)。
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