一本調子=竹を割ったような Beyonce
世界のトップ・アーティストとして全方位型で来るのかなと思ったのだが、冒頭の「デジャブ」から怒濤のごとく一本調子。
一本調子というのは普通悪い言葉だけれど、ビヨンセの歌は力強い。そしてその強さに「勢い」が加わっている。ここで言う勢いとは時代とか彼女の若さとかカリスマ性とか、そういったものをすべてひっくるめたもの。
こうなると一本調子もパワーがある。言い方を変えれば「竹を割ったような」か。泣きのバラードなんか歌っている暇なんてないと言い切っているような。
最後の一曲を除いて全ての曲が短い。4分を越えるものは稀で、たいていが3分半。好みもあるだろうが、これがR&Bの身上だと思う。
それにしても「デジャブ」はかっこいい。ジェイ-Zは最高のパートナーだ。
あと凄いのがブックレットのなかのポートレート。これぞ「エロかっこいい」ってやつか。ワニの串刺しもすごいが、自転車を押している姿は大阪のおばちゃんみたいだ。
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