フェブラス Peps
「デトロイト・ミシガン」というその名もずばりの曲もあるようにデトロイトの60年代の、つまりノーザン・ソウル・グループ。
Detroit, Michigan The Fabulous Peps (Soul-Tay-Shus STS CD 6348)
収録されているのは下記の18曲。
Detroit, Michigan
Speak Your Peace
Gypsy Woman
With These Eyes
So Fine
I Can't Get Right
That's The Way Love Is
My Love Looks Good On You
This Love I Have For You
Thinkin' About You
I'll Never Be The Same Again
I Love You
Love Of My Life
She's Going To Leave You
Why Are You Blowing My Mind
I've Been Trying
ソウル=テイ=シャスは真面目なリイシューレーベルで詳細な解説がついている。しかし字が小さすぎて読み辛いことおびただしい。もちろん英語に暗いゆえだが。
メンバーの変遷があり、初期のリードはトム・ストーム、そして次のジョー・ハリスは後年ノーマン・ホイットフィールドのもとUndisputed Truthでリードを勤め、その後もオハイオ・プレイヤーズ、Pファンクにまで参加することになる名物男である。
純粋デトロイトと思わせながらHi録音があるというのが珍。デトロイトらしい塩辛い、こぶしを回さない歌唱がメンフィスのねばりあるサウンドとミスマッチを起こし、なかなかの聞き物。
インプレッションズの"Gypsy Woman"のカバーが素晴らしい。ほかにもカーティス作品では"I've been trying"があり、こうした曲をHiで録音しているのはシカゴ発デトロイト経由メンフィス行という感じで興味深い。
またジェシ・ベルビンの"So Fine"をカバーしていたり、なかなかおもしろい連中だという気がする。
というわけで、がんばってライナーを読みます。明日は、そのジョー・ハリスにちなんでUndisputed Truthをとりあげます。
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