パワフル The Temptations
記憶が定かじゃないけれど、僕が一番最初に買ったテンプスのアルバムは、この「パワー」か、「Sings Smokey Robinson」かのどちらかだった筈だ。
後者はテンプスの最初期の代表作、そしてこっちは当時の新譜。どっちだったんだろう?
Power The Temptations (Motown VIP-6729) -1980-
なにはともあれ、タイトル曲のファンクネスにはやられた。お約束でインストがB面に入ったシングルも前後して買ったくらいハマった。
僕が覚えているのは大学の学校祭委員会室(僕は委員長をやったこともある)で、この曲をカセットデッキで流しながら皆で麻雀をよくやった。ベースラインにあわせ体を揺らせ、「パワー、ポン、ポン」という歌にあわせ、もちろん「ポン」を発声するのである。
いま聴いても、このアルバムのテンプスには勢いがあると思う。しかしこの後なんだかおかしくなり、そしてアリ・オリーの参加による隠れた黄金期が到来するというのが僕のイメージ。
(おかしくなった転機の一つに高名なリユニオン・アルバムがあるように思うのだが、それはまた別の機会に)
"Isn't The Night Fantastic"のメロウネスは素晴らしい(これは別なアルバムでも再びとりあげられている)。
B面も好調で"Go For It"という美しいバラードが光るが、重要曲はラストの"I'm Coming Home"。これは、あのTruth(スン晴らしい!!)が歌っている、あの曲のオリジナル。こいつがなければあのTruthの内容はなかった。重要でしょ。
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