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4人目がいた Ray,Goodman & Brown

Raygoodmanbrown_moodfor 昨日に続き88年にリリースされたレイ、グッドマン&ブラウンのアルバムを取り上げる。

 なにか秋色で彩られた額縁に納まった三人の写真のジャケット。う~ん、モーメンツの初期と比べれば同じくポーズでもいかにも弱いなぁ。

Good For Lovin' Ray, Goodman & Brown (EMI-Manhattan 90037) -1988-

 3人でのコーラスというのはやはり弱く、録音時に声をかぶせたり、いろいろと苦労はあるが、ここでは4人めのシンガーの助けを借りている。
 それも影武者ではなく、堂々とジャケットに名前もクレジットされている。

 そいつの名はグレッグ・ウィリス。

 ここが「レイ、グッドマン&ブラウン」というメンバー三人の名を名称にしてしまった辛さだろう。モーメンツでやっていればメンバーが4人でも5人でもかまわないのだが----。

 そうして4人で作りあげたこのアルバムだが、残念ながら印象が弱い。
 どの曲も耳当たりはいいのだが、そのまま消えていってしまうような----。

 この後、しばらく彼らの活動は聞こえてこなかった。
 1991年の来日、僕はメンバーに会えてサインも貰え嬉しかったが、ハリーは明かに不調。そしてその直後に帰らぬ人となってしまう。

 さすがにレイがいなくなっては、解散もやむなしと思えたのだが、その後鮮やかに復活、素晴らしいアルバムを残している---そのあたりはまた別の機会に。

 ところでグレッグ・ウィリスは、その後ウィリス・デンポと名を改め、インディから何枚かのアルバムを出している。その彼についてもしばらく活動を聞いていないなと思ったら、なんと今年になって新録を出したとか。う~ん欲しい。
 

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