Live! キャプテンストライダム
キャプテンストライダムの「SHOCK TREATMENT TOUR」。名古屋のアポロシアター。インディ出身ながら、アニメの主題歌がヒットし、TV歌番組にも出ているから、もっと大きな小屋でやるかと思ったが、ここは小さい。客は200人くらいだろうか、酸素がやや欠乏。
キャプテンストライダムは3人組のギターバンド。松本隆の主催する風街レコードに所属し、松本隆が作詞した「風船ガム」でブレイクした。
僕は「あの松本隆が詞を書いた」という一点で興味を持ち、彼らのアルバムを聴いてみたのだが、単純なギターバンドの体裁ながら、その背後にバブルガム・サウンドや、往年のシンプルながら豊かだったロックン・ロールを感じた。
このバンドのライブはおもしろそうだと臭ったのだが、結果は想像以上。
メンバー3人(Gt、Ba、Dr)に加え、久保田光太郎というギターが参加しての4人編成。
まずなによりこの4人の演奏がうまい。バンドとしては相当な水準だと思う。
そして背後にある豊穣な音楽のストックに驚いた。サイケデリック、プログレッシブなどの要素もある。アシッド風のギターソロが延々と展開する部分に、なにか既視感を持ったが、なんだろうと自分で考えてみたら四人囃子の森園勝敏のギターだった!
しかし、そんな過去のロックの遺産を組み合わせただけのものではない、21世紀の日本のバンドらしい感覚、それは時に日本土着の分化へのすり寄りだったりするのだが、が加わっているのがユニーク。
これこそロックン・ロール、素晴らしいバンドだと思う。
怒濤のような2時間で、汗だくになったが、難をつけたいところもなくはなかった。一曲だけチープ・トリックのカバーを演奏したが、この意味がわからない。メンバーの思い入れがあるのかもしれず、特にファンでもない僕の理解不足かもしれないが、不要だと思う。それだけ彼らのオリジナルはユニークなんだから。
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