超定番 Quiet Elegance
このシングルという手が使えると「ソウル一日一枚」も楽なのだが、残念なことに僕はシングルを集めていない。さらに、それでも何百枚かはあるのだが未整理。持っていることはわかっていても出してくるのが大変で、他のネタを探したほうが早い(笑)。
というわけで、定番中の定番、大有名曲です。
You've Got My Mind Messed Up / I Need Love Quiet Elegance (Hi 2245) -1972-
クワイエット・エレガンスについては、最近取り上げた。
そこで書いたように、彼女たちの最初のコンプリートCDは音質が良くない。
良くないと言っても、針音がするとか、単純に音圧が低いというような、ひどいもんじゃない。当時としては十分に丁寧に作られた素晴らしい編集によるCDなのだが、リマスターについてのスキルやテクノロジーがまだ未発達だったというだけだ。
まったく僕はこのCDで彼女達の全貌を知ったわけで、むしろそれにかきたてられて、こんなシングルも買うようになったというわけ。感謝こそすれ文句なんて言えたもんじゃありません。
というわけで、この7インチ。
ジェイムス・カーの屈指の傑作"You've Got My Mind Messed Up"をカバーしているのだが、、重厚なGoldwaxの音に比べ、軽妙なHiの音の対比が楽しめる。いずれも深い魅力があり甲乙つけがたい。
それは肝心の歌にも言えることで、フランキー・ギアリングのリードと、それにアクセントをつける控えめなコーラスの妙は素晴らしい。
音質は、さすが7インチ。バックの演奏、フランキーのリード、バック・コーラスと音の対比がクリアで、すべてがかたまって聴こえる先のCDはやはり分が悪い。
The comments to this entry are closed.
Comments