81年作品 Gemini
そこで書いた通り、小市民ソウル・ファンの僕にとって、ビリバトのお皿は憧れの対象だったが、なかなか巡り会うことができなかった。
そんな僕に「じゃあ、これを聴いてみたら」と、馴染みのレコード屋の親父が薦めてくれたのがこいつ。ビリバトの曲をカバーしているというのが理由。
Rising Gemini (M&M MM-101AE) -1981-
ジェミニと名乗るこのユニットはフレッド・ソーイヤーズとカービン・ジョンソンの男性デュオ。バリトンとファルセットを掛け合うのは、K-Ci & JoJoみたいだが、あんなに荒々しくはなく洗練されている。
ただその洗練というのが、いかにも80年代初頭のもので、十二分にソウル。
"Something Special"や"Can't throw away a good love"に代表されるミディアムが実に心地良く、ウェストコーストということを考えると、レオン・シルヴァーズ(SOLARのウィスパーズ等を制作)の音作りに似通ったものがあるかもしれない。あれほど特徴的な音ではないが。
そしてビリバトのカバーは、"I don't want to lose you"。なぜこんな曲を取り上げたのか不思議になるが、二人が好きな曲だったのかな。
ちなみにこのレコード、最近CD化されたそうです。
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Comments
>Sugar Pie Guyさん
おおっー、いまSugarさんの記事読んで気がついたー。
GeminiのB-2のナンバーね、Billy Butlerだったんだねー、わかんなかったー。Geminiのほうは黄昏チックだね。
Posted by: ネオンパーク | November 11, 2006 10:51 PM