やっと入手ですが--- G-Will
この人はころころと名前を変えるのが厄介。本名はGregory Dempoらしいが、Greg Wills、Wills Dempoなどを名乗っている。
レイ・グッドマン&ブラウンの助っ人として参加したことで僕は彼を知り、それからソロとなり3枚のアルバムを持っている。
しかし本音を言うと、この人の魅力がよくわからない。そんなに良いかなぁ。ソロの1stは当時行きつけのレコード屋で、売れ残ったからとタダで貰ったもの。悪い癖で一度手に入れると、なんとなく出る物を揃えたくなったというのが実のところ。
だが、久しぶりの新作は、彼の最高作という評価も聞き、これは欲しくなった。
ところがどこにも売っていない。
探すことしばし、結局ネット・オークションで落札した。ちなみに1700円でした。僕の購入額としては高価な部類。
A Blessing On The Shelf G-Will (Wakie's Entertainment) -2006-
探してもなかなか見つからないわけだ。またも名前を変えていた。しかも今度はG-Willだ。古今亭志ん生は一生の間に数え切れないくらい名前を変えたが、最後は志ん生として大看板となった。さて彼はどうだろう。
確かにスウィート。僕が苦手としていたのは、「いかにも」90年代のインディ然としたチープなサウンド、特にダンサーの盛り上がりのなさだったが、今回は全編甘いバラードで、これは聴ける。
しかし歌が頼りない。微妙に音程がふらつく。
インディのスウィート盤としては平均以上の出来だとは思う。ただ探してようやく入手したという意気込みが先に立ち、ちょっと拍子抜け。
まあこういうこともあります。
それに将来、彼の次のアルバムが出たら、また買ってしまうだろうな。
どんな名前になっているのかも知りたいし。
The comments to this entry are closed.
Comments