追悼 内山田洋とクールファイブ
実は僕には隠れた趣味がある。日本のムード歌謡のコーラス・グループのレコードを集めること。
ただし集めるだけ。殆ど聴いていない。ジャケットを眺めるのがもっぱらの目的。
揃いの白いラペルの大きいスーツに身を固めた男4人。頭はパンチパーマだったりする----というのが、ソウルのコーラス・グループの立ちポーズと似たムードを醸し出す。
嬉しいことに、こうしたレコードは中古市場ではすこぶる安い。1枚20円ということがあったりする。
いつかジャケットをスキャンしてWeb公開したいと思っているのだが、なかなかそんな暇がない。
さて、そんなわけで内山田洋とクールファイブも何枚か持っている。
でもあんまり多くはない。やっぱりマイナーなグループに惹かれちゃうんだな。
そのなかで、珍しくアルバムで持っているのが今日紹介する「ふれあいの時」。
1976年の作品で、なんと、ニューミュージック(死語だねぇ)のカバー集。
心もよう
「いちご白書」をもう一度
あの日にかえりたい
俺たちの旅
夢の中へ
シクラメンのかほり
竹田の子守唄
精霊流し
青空、ひとりきり
22才の別れ
神田川
想い出まくら
どうです。これを前川清が、あの伸び上がる声で歌うんですよ。クールファイブがバック・コーラスをつけるんですよ。聴きたいでしょ?
ちょっとしたくすぐりネタとして、このLP(もちろん未CD化)を自分でCDにして、いろいろな人に聞かせた。受けるんだよね~。ほら、聴きたいでしょ?
内山田洋とクールファイブ、そして前川清の関係は、即ちハロルド・メルヴィン&ブルー・ノーツとテディ・ペンダーグラスの関係。そう言えばハロルド・メルヴィンも既に故人だな。
あんまり追悼になっていないけれど、今夜はまた「ふれあいの時」を引っ張り出して故人を偲ぶとしよう---聴きたいでしょ?
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Comments
内山田洋は「東京砂漠」のソングライターだったんですね。
で、アルバムですが・・・。
心もよう
「いちご白書」をもう一度
俺たちの旅
シクラメンのかほり
竹田の子守唄
精霊流し
22才の別れ
想い出まくら
このあたりは前川清の声質にあってるような気がします。
あの日にかえりたい
夢の中へ
青空、ひとりきり
神田川
このへんはちょっとキツイ気が・・・。
あと、コーラスがどういう風につけられているのかが気にかかります。
バッキングの演奏もどうなってることやら。
Posted by: よしき | November 08, 2006 10:20 PM