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師弟愛 Tyrone Davis

Tyrondavis_illalways タイロン・デイビスのIchiban移籍後の第一弾(92年)。

 いつもの金太郎飴で、決して悪くない。(すごく良いと言えないところがファンとして辛いところ)
 しかしこのお皿、なかなかに興味深いのだ。

I'll Always Love You Tyrone Davis (Ichiban TECX-25289) -1992-

 録音はイリノイ州Oak Brook、つまりシカゴ圏ということ。そして2曲でウィリー・クレイトンが参加(プロデュース/アレンジ)している。
 ウィリー・クレイトンのタイロン好きというかリスペクトは、彼自身の録音からも常に伝わってくるが、御大タイロンの録音という形で実現しているのだ。

 その2曲のうち、まず"Let Me Love You"は、いかにもタイロン調=時としてウィリー調のズンドコ・リズムのミディアム。
 そしてもうひとつがタイロンの出世曲"A Woman Needs To Be Loved"のカバー。彼のディープ・ソウルとしての数少ない傑作だが、これをウィリーは大胆にアレンジ。ストレートなセルフカバーでは陳腐になるところを、別な魅力を引き出している。このアルバムのハイライトである。

 この二人の関係にあれこれと夢をはせながら、ウィリーの最新作での"Can I Change My Mind"(←RealAudio)を聴くと格別。特に終盤で"タイロンはこんなふうに歌った"と断ってから「Oh Baby」と唸るところは、はっきりとタイロンのしゃがれ声の物真似を披露しているのでお聴き逃がしなく。

 なおこのタイロンのアルバム。殆どをレオ・グラハムがプロデュースしているが、一曲ポール・リッチモンドが制作に参加している。この男はこの後ウィリー・クレイトンにべったりとくっついていくことになる。

 ところでタイロン・デイビスはカール・デイビスの元で"Can I Change My Mind / A Woman Needs To Be Loved"(Dakar 1452)を世に問う以前は、タイロン・ワンダーボーイという名で3枚のシングルを出している。僕はこの名前からてっきり少年時代なのかと思っていたが、バイオを調べたらタイロン27歳の録音である。遅咲きということにも驚くが、27歳でワンダーボーイはないだろう。サバ読み過ぎ(笑)

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Comments

Daker1452? 僕の持っている45はDaker602なんだけど、、、
Wonder Boy の 4 Brothersは447と450を持っています。
だいたい同じ頃(76〜77年)に入手したのですが、Can IとWoman Needs のダブルサイダーが良すぎるので4 Brothersのほうは全然記憶にのこっておりまへん。
もう1枚持っているDaker 609はNeed Your Lovin' Everyday/All The Waiting Is Not In Vain ですがAll The Waiting はChicago CallingのCDでリイシューされました。Need Your Lovin' のほうはひょっとしてNot on Lp ,CD???

Posted by: frisco | November 18, 2006 at 10:12 PM

"Can I Change My Mind / A Woman Needs To Be Loved"は当初、Dakerから1452でリリース。
その後、Atlanticがディストリビュートすることになり番号を602にして全米に流通した----とのことです。
Four BrothersにはFriscoさんがお持ちのほかに453があります。

Posted by: Sugar Pie Guy | November 18, 2006 at 10:22 PM

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