ワンダーボーイその1 Tyrone Davis
タイロンと言えば、例の鼻歌調というか猫撫で声というか、独特な「抜けた」歌いかただが、その初期はブルー・ブランドの影響が強い。
さらにマッキンリー・ミッチェルの影響もあるとはfriscoさんのご指摘。
つまりは、いわゆるディープな歌唱というわけで、それがあの「抜けた」歌になり、独自のスタイルを築く過程を聴くのは興味深い。
Suffer / Try Me Tyrone (The Wonder Boy) (4Brothers 447)
両面ともハロルド・バラージュの曲。非常に興味深い人で、しばらく彼をネタする。乞うご期待(っていうほどの情報もないんだが)
例により期間限定で"Suffer"をお届けする。(要Real Player)
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Comments
Suffer この曲はモロにマッキンリーじゃないですか。
喉の奥でもだえるようなビブラートのかかったシャウトと猫なで声が交互に出るスタイルです。(その後タイロンは猫なで声一本やりになってしますのですが、、、)
実はタイロンの1stアルバム以来、ボビー・ブランドスクールと決め込んでいたのですが、今回このシングルをじっくり聴き込んでマッキンリーの影響も強いな、この曲ではマッキンリー直系だなと思った次第。マイナーな曲調もマッキンリーを彷彿とさせる。
一方フリップ・サイドのTry Meはむしろブランド風とくるから、まだスタイルが確立されていなかったんでしょうね。
Posted by: frisco | December 13, 2006 10:28 PM