懐かしの美メロ Band Of Gold
adhistaさんのgood guys don't always win(Bill Brandonの曲名だけど良いタイトルだねぇ)を、まずはお読みいただきたい。
1984年に70年代のソウルを振り返りメドレーで歌ったBand Of Goldのお皿なんだけれど、僕の持っているものと微妙に違うんだよね。
まずジャケットが違う。adhistaさんが紹介しているものはメンバーの写真。いっぽう僕が持っているのはピンクのハートがトップになったピアノのイラスト。
ありきたりのメンバー写真よりも、この突拍子もないイラストがソウルっぽくて良いと自惚れているんだが、どうでしょうか。
ただし、内容についてはこのイラスト盤は曲が少ない。
"This is Our Time"というバリー・ホワイトとラブ・アンリミテッドの曲だけのメドレーが入っていない。う~ん悔しいと思っていたら、adhistaさんが聴かせてくれた。
それがびっくり。
ほかの曲は、スタイリスティックス、ブルー・マジック、マンハッタンズ、ブルー・ノーツなどの名曲を達者にカバーしているだけだが、このバリー・ホワイト特集は「歌まね」なのだ。
あのバリー・ホワイトの低音をかなりうまくまねている。
※こういうのを昔は「声帯模写」と言った。この声帯模写という言葉を考えだしたのは古川緑波だとか。
サウンドもあの華麗なオーケストラを再現し、最初はカバーじゃなくてリミックスしてつないだのかと思ったくらい。
ところでこのアルバムは1984年(adhistaさんのは1985年のクレジットだそうだ)、題材にしているのはつい78年前の曲。それが懐かしのオールディーズとして通用するくらい当時の音楽のサイクルは早かった。
ちなみに音楽でオールディーズと言った場合1950年代半ばのロックン・ロールを指すことが多いが、そもそもは1960年代初頭に、これと同じようについ5年くらい前の曲をメドレーにした"Oldies But Goodies"という曲がヒットしたことによる。つまりロックン・ロールは誕生して5年後くらいには、もうオールディーズと呼ばれていたのだ。
Love Songs Are Back Again Band Of Gold (RCA AFL 1-5360)-1984-
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Comments
>この突拍子もないイラストがソウルっぽくて良い
ソウル系にしてはオシャレ過ぎ。
>このアルバムは1984年(adhistaさんのは1985年のクレジット
改めて書かれると不安なので(^^;
再度、拡大鏡で確認しましたがやはり85年。(老眼)
プロデューサーの欄にPete Wingfieldの名前が有る事に気がつきましたが彼の大ヒット曲「Eighteen With A Bullet」は75年のアルバムに入っています。
まさかこの辺りから火がついたなんて事は無いですかね〜。
http://muto448.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/eighteen_with_a.html
Posted by: adhista | December 04, 2006 07:55 PM