とんねるずの番組で Elmore James
とんねるずのコントで、せっかくのクリスマスなのに女の子がゲットできなかった----それをバーカウンターで愚痴る二人の暗い心情を表すために、何度かこのイントロが流れた。
いやブルース数あるなかで、イントロだけでブルースを知らない人をも「ブルー」にさせるとなれば、エルモア十八番のこのフレーズが筆頭だよな、と感心してしまった。
僕はブルースについては疎く、ちょいとかじる程度だが、そんな初級者に最もアピールするブルースマンがエルモア。「ダスト・マイ・ブルーム」のかき鳴らされるボトルネック・ギターに、ミシシッピ伝来のギター表現を感じる。ほかにロバート・ナイトホークとか、ボトルネック奏法が好きだってこともある。ソウルで言えばファルセットみたいな位置づけだろうか。
エルモアといえば、Fire/Enjoy録音ということになるが、今日取り上げたのはチーフ録音。エルモアは駄作の皆無な部類の人(若くして=良い時代に死んだ、ということはあるが)だから、もちろん悪かろう筈がない。
そして、このアルバムでの聴きものはエディ・テイラー。
エディは70年代になると、突如フロントに出るようになり、ギンギンのギターを響かせる録音も残すが、いわゆるビンテージ期はバックに徹し、ピンでの録音はここで聴けるものが殆ど。
今年は(個人的に)暗いニュースが年末に集中したので、ブルースで厄払いですわ。
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