クリスマス・イブの朝に起こった感動と奇跡のストーリー(本編)
届いたのはアンソニー・ホワイトの2004年録音。
「うわっこんなの出てたの!」「聴きた~い!」、まさに僕の好みを知り尽くしたプレゼント・・・・・・じゃ、ないよ。
勝手知ったる米国のネット販売Caiman D.C.から送られてきているし、なかには注文書の確認紙も入っている。
どう考えても自分で注文したのに違いない。
冷静になって考えてみると半月ほど前にレコード棚でアンソニー・ワトソンのお皿を探している自分を思い出した。
なにか目的があった筈だ。
そこでだワトソン君。
与えられた事実からピンク色の脳細胞をふりしぼると、次の推論が自明となる。
例によって酔っぱらって帰宅。ネット空間を漂っているうちに、どこかのサイトでこのアンソニー・ワトソンを取り上げているサイトに出会った。
そこで、自分のレコード棚を探したのだろう。
さらにそのサイトで、このアルバムが褒めてあった。そこでAmazonで検索し、Caiman D.C.に1クリック注文を出した。
この明晰な推理に対する反証は見あたらない。これ以外に考えられるのは、僕が寝ているうちに緑色の小人が壁の穴から出てきて注文を代行してくれた、というくらいだが、深夜にPCが起動すれば気が付きそうなものだから、この想像はこれ以上深追いしない。
だが問題なのは、まったく記憶にないことだ。歳をとったということをまざまざと実感。この調子でボケていくんだろうなぁ。
というわけでサンタに送ってもらった(お代はちゃんと支払っている)アンソニー・ワトソンのアルバムをご紹介しよう。
I Love Being Single Anthnoy Watson (Amherst 5510-2)-2004-
アンソニー・ワトソンは元シャイ・ライツという肩書きはあるが、シャイ・ライツより更に深まったスウィート・ソウル体質。
このアルバムでも冒頭から前半にたちこめるスウィート・マナーは只者ではない。語りを交えたり、とにかくスウィート・ソウルというものがわかっている。
もちろん年齢的なものもあり、シンガーとしてピークではないが、十分に楽しんだ。
ただ後半のリズム・ナンバーはよくわからなかった。打ち込みのサウンドはチープだし、中途半端にヒップホップ寄りのような---。
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