同窓会 Tyrone Davis
今日取り上げるのはタイロン・デイビスの1983年オーシャン・フロント録音。オーシャン・フロントはLAのレーベルのようだが、レコーディングはシカゴ、プロデュースはこの当時華々しい活躍をしたレオ・グラハム。
Something Good Tyrone Davis (Ocean-Front 101) -1983-
コロムビア時代が終わり、タイロンもいよいよメジャーでの録音ができなくなった端境期のものだが、まだまだ実力はピークに近く快調な歌を聴かせる。
このオーシャン・フロントはタイロンを看板にしていたようで、レコード番号も若いし、彼の口利き(だと聞いたような--真偽不明)でガーランド・グリーンもLPを残している。
このLPの話題は二つある。
一つは"Turning Point"の再録音。ヒット曲の再吹き込みの多いタイロンだが、これはなかなか良い。
もう一つがオーティス・クレイの"All Because Of Your Love"をオーティス自身も参加して一緒に歌っていること。
ハロルド・バラージュ・スクールの下級生を呼び寄せたということになる。
残念なことに二人の歌のバトルが交錯する様な作りではない。惜しいなぁ。
ところで今回このLPを棚から取り出したら、なかにコピーが入っている。このLPはVividが配給していたらしく、その解説帯。
なぜこれが入っているのか記憶にないのだが、先に輸入盤を買い、誰かにコピーさせてもらったのだろうか。それともコピー用紙をつけてVividが売っていたのか(いくらなんでも、そんなことはないと思うが)。
それはどうでもいいのだが、コピーに「デイカー時代のタイロン、そしてオーシャン・フロントを結ぶシカゴ発ドン行列車只今到着。」と書いてある。いや凄いコピーだなぁ。そしてちゃんとデイカーと書いてある。
僕は最近までダカーと読んでいて、このブログでもご指摘を受けたのだが、そのときは「昔はダカーと皆読んでたじゃないか」と開き直ったのだが、いやお恥ずかしい。
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