商売の邪魔はしませんが Autumn
このAutumnのアルバム"Arrival"がCDになった。
しかし正直なところ、CDにするほどの内容なの?あるいはこんなの数百円皿じゃないの?という気持ちが拭えない。
Autumnの連中が嫌いなわけじゃない。むしろ好感を持っているくらい。誤解なきよう。
もちろん、こんなの数百円だと言えるのはアナログ・レコードを聴ける環境の人だけなのだが、ソウル・ファンならレコード・プレイヤーを買ったほうがいい。そのほうが楽しみが増えるし、資金の回収も早い。
危惧するのは、「CDになるほどの名盤なのか」となけなしのお金を払ってしまう若いファン----取り越し苦労かもしれないけれど。
実はこの文章を書く前に、もしかしたらと聴きなおしてみた。印象はやはり変わらないのだが、全編、シンセを使ったライト・ファンク。どれも気持ちよく、それで好感を持つが、特にこのグループでなくてはならないというほどのものではない。
一曲メロウなミディアム・チューン"Come Walk My Way"があり、これは聴きもの。
ジャスト1000円で売っていれば、「これ買っといたほうがいいよ」と声をかける。
もっとも可処分所得は個人で違うから一概には言えないけどね。
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Comments
Sugarさん
僕は基本的に、自分のブログのアルバムのレヴューで酷評をしたことはないんですよ。そういう、アルバムはそもそも、とりあげないというのを鉄則にしてます。
ただ、どうしてもとりあげざるを得ない場合は、こんな表現にしてます(要するに自分の耳には合わない…と)。
http://blog.livedoor.jp/piedpiperhouse/archives/50758407.html
Posted by: masato | January 11, 2007 06:17 AM
う~ん、確かに貶すための取り上げはフェアじゃないし、音楽に対するリスペクトに欠けていますね。
ただ、僕はAutumnは嫌いじゃないんです。そのあたりは文に書いたつもり。
むしろ「CD化」ということに夢を抱きすぎているのかなと反省。
版権という問題があり「あの皿がなぜ」というのがCD化されないのは仕方のないことなんですが。
Posted by: Sugar Pie Guy | January 11, 2007 09:05 AM