レア皿は寝て待て The Exoutics
さらに、あまりにレア盤としての地位が固まると、ちゃんとリイシューされるんですね。このエキゾティックスも先頃出たCD盤。ジャケットの上下に青い帯が入っているのがオリジナルと違う(と思う。なにせ持っていないので)。
ただ、この原盤をレアとして知ったのは高沢さんがUSBDGに「究極のLPコレクション」で取り上げたからで、それから15年がたっている。果報は寝て待てというが、レア皿がリイシューされるには四半世紀くらい寝て待つ気概がなければならない。その胆力がない者は相応のお金を支払うしかない----表現が逆か。
リイシューCDのデータを書いておく。
The Exoutic Touch The Exoutics (Three 2 Go 34479424700)
なんとなく甘茶なコーラス・グループだと思っていたので、ちょっと驚いた。8人編成のバンドで、しかも女性がいる。基本は男性リード(D.Vadenという人だろう)だが、ときにこの女性(Annette Batie)が活躍する曲もある。
ファンク調の曲が多いが、どれもなかなかツボにはまる。ここで言うツボとは「ローカル色ぷんぷん」という意味。言葉を変えれば一流にはなりきれないということなのだが、二流ならではの黒さというのがある。
そして、なるほど名を上げるわけだと納得するバラードもある。
この調子でいけば、「究極のLPコレクション」もあと30年くらいで全部揃う気がする。そんなに生きていられる自信はないけれど。
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