無知を反省 John Edwards
ジョン・エドワーズのAwareのLPをプロデュースしているのはFloyd Smithという人。ジェイムス・フェルプスのApach盤の両面の作者である。このフロイド・スミスの指導なのだろう、ジョン・エドワーズはその両面をカバーしている。
ただし"The Look On Your Face"はAwareではなく、Bellから出たシングル(Bell 1268)に含まれている。この皿のリリースは1972年(AwareのLPは1973年)だから、ほぼ同時期に吹き込まれたのだろう。
昨年の暮れ、このBell盤を聴かせてもらう機会があり、いつものことだがむらむらと欲しくなった。
本家フェルプス盤はレア度が高すぎて自分のものにするのは夢のまた夢だが、このBell盤くらいならなんとかなるかもしれない----。
そんなことを考えていたのだが、つい先日、なんと音源だけなら持っていることを発見した。英Kentから出たCDに収録されていたのだ。
Careful Man John Edwards (Kent CDKEND 127)
う~ん、お恥ずかしい。このCDの母体はほぼP-VineのCD(PCD-2858)と同じで、AwareのLPに未発表を加えたもの。僅かな違いがこのBell盤の収録で、このCDを買ったときはもちろんそれが目当てだったのだが、すっかり忘れていた。
恥ずかしいのは、Bell盤の出来が良いからで「いったい何を聴いていたんだ」と自省。
前半はいつものジョン・エドワードだが、後半多重録音(だと思う)で、メインの歌のバックでシャウトしている。この熱さは、本家ジェイムス・フェルプスに触発されたのかな。
あと、このKent盤CDで聴ける未発表曲"Ain't That Good Enough"は、P-Vine盤より音の悪さが気にならないように思う。やはり劣化している部分はあり、単にデジタルで補正をかけただけだと思うが。
The comments to this entry are closed.
Comments
そのベル盤、残念ながら高いです。ジェームズの約半分で、片手は超えます。 だから、このCDにはそれだけの価値があったわけですね。。
Posted by: N | February 01, 2007 09:47 AM
>Nさん
ひょえ~、片手ですか。
いつもながら勉強になります。ありがとうございました。
Posted by: Sugar Pie Guy | February 01, 2007 09:56 AM
John Edwards 好きです。
私が最初に買ったのはCotillionのLPでして、あまり話題にならない盤ですけど気に入っています。malaco録音がメインです。
Twin-stacksやStax傘下のWeisにも好曲があります。特にWeisの”There Will Never Be Another Woman"はグレート・バラードです。
(Kentの"Let's cross over again"というstaxコンピに収録)
あとAwareのClaim Jumpin'!は曲(Sam Dees) シャウトとも最高!
Posted by: frisco | February 01, 2007 11:28 PM
>Claim Jumpin'!は曲(Sam Dees) シャウトとも最高!
個人的にはイマイチ良さが分からないのですがやはりそうなのですか.....
そんな私はサザンソウルのファンにはイマイチ人気が無い「Messing Up A Good Thing」が大好き!
>私が最初に買ったのはCotillionのLP
「Life Love And Living」私も同じですね。特筆すべきはジャケットデザインで壁紙風のピンクの色使いが素晴らしい。これだけでも買い。
当然中身も気に入っています。
Posted by: adhista | February 02, 2007 06:00 AM
adhistaさん
僕も"Messing Up A Good Thing"、大好き。
でも、ポップ過ぎるというような評価が多いですよね。
ボビー・ウーマックも歌っていますね(というかそれがオリジナル?)。
Posted by: Sugar Pie Guy | February 04, 2007 04:43 PM