奇っ怪なジャケ Skull Snaps
なにが言いたいのかわからないグループ名、そしてジャケットだが、とりあえずメンバーが3人だということは暗示しているのだろう。
レーベルはN.J.のGSF。プロデュースはスウィート大王ジョージ・カー、さらにロイド・プライスの名もある。
昨日紹介したディプロマッツのメンバーのSam CulleyとErvan WatersにGeorge Braggを加えた3人と資料にはある。
なんといっても出色なのが"Having You Around"。これはニュー・ジャージー屈指のディープ・グループ「ニュー・サウンズ(なんちゅう情けないグループ名!)」と競作になるが、ディープなそちらに比べ、こちらは甘さたっぷりで甲乙つけがたい。
ほかにも地味ながら良質なジャンプ曲が多い。よしきさん情報によると"It's A New Day"はブレイクビーツとしてネタに使われているそうだが、まさしく「ようわかりません」(笑)。
僕の二番目のお気に入りは"I'm Falling Out Of Love"。明るいようなヌケたような歌いかたが、よろしく哀愁すら醸し出すジョージ・カーならではの不思議な魅力に満ちている。こっちのドラムのほうがかっこいいよ!
ところで、このアルバム、近年出たCDにはGrillというレーベルから出た7インチの両面も含まれているそうで聴いてみたい。
The comments to this entry are closed.
Comments
「It's A New Day」のブレイク・ビーツなんですが、
イントロのドラムをループし、数多くのHIP-HOPクラシックで使用されています。
初使いはStezoの「It's My Turn」で、他にもLords Of The Underground「Funky Child」や、
The Pharcyde「Passin' Me By」などで使用されています。
また、そのドラムのスネアとキックを組み替えし、
新たなビートを作り上げたGangstarr「Take It Personal」はちょっとした語り草になっております。
長くなりました・・・
Posted by: xyli | January 20, 2007 10:49 PM
xyliさん、ご教授ありがとうございます。
ただし、ひとつもわからない---。
これを機会にHip Hopも精進してみようかな。
Posted by: Sugar Pie Guy | January 24, 2007 11:10 PM
「Grillというレーベルから出た7インチ」が手元に有りましたのでWikiに「Skull Snaps」のページを作っておきました。画像は大きめにしておきましたので参考にしてください。制作は1975年でした。
http://wiki.livedoor.jp/golden_age_of_soul/d/Skull%20Snaps?wiki_id=39060
Posted by: adhista | April 01, 2007 10:57 PM
>adhistaさん
いつもいつもありがとうございます。勉強になります。
Posted by: Sugar Pie Guy | April 12, 2007 11:10 PM