東京転勤! Solaris
これには驚いた。うちの会社はそんなに転勤が多くはなく、しかも僕は8年前から3年間、一度東京の本社へお務めに行っているのだ。二回はないだろうと僕も周囲も考えていたのだが---。
現在の僕の職責は地方支店のなかでは重い。いやホント。偉いわけではないが重いのよ。スペンサー・ウィギンスみたい(「売れてはいなけれど重い」の意)。
それに対し、僕の仕事ぶりはまったく及んでいない。だいたいデスクに座っていても「今日のソウル一日一枚は何にしようかな~、昼飯はなにを食べようかな~」などと考えてばかりいるのだから、しかたない。
こいつは駄目だと会社が判断するのは「あんた遅すぎるよ」という感があり、自分としても会社のためにも良かったと思うのだが、しかし転勤までさせなくてもねぇ。
しかも辞令を受け取って驚いた。こんどの仕事も「偉くはないがヘビィメタル」。僕という人間がわかっていない。
これ以上の会社批判をネットで繰り広げるのもどうかと思うので、「従業員に大きな可能性を与える企業」という表現に修正し、さて考えるのは新しい生活。
単身赴任と決めているので、レコード・CDをすべて持っていくわけにはいかない。
また僕の住む愛知県の自宅から東京なんて新幹線に乗ればドア・ツー・ドアで3時間。ちょいちょい帰って来ることができる。
これがまた音楽リスニングについては悩みとなる。1台しかないターンテーブルを東京へ持って行けば、帰宅したときには聴けない。
しかし諦めと割り切りが肝心。やはりターンテーブルは持っていくことにする。ステレオ一式も同じ。そのかわり自宅ではCDをPC(あるいはカーステレオ)で聴くことしかできない。
レコードはシングルをすべて。LPは毎月20枚くらいを持って行き、むこうで聴きながらデジタル化し送り返す。
東京にはDUをはじめ、レコード屋は多く、この「ソウル一日一枚」のネタには困らないだろう。ただ、なにかにつけて棚から取り出してくるという関連性のあるトピックはたてられなくなる。
引っ越しは2月に入ってからになると思うが、荷出しからむこうの住居でのネットの開設にかかる数日間、このブログのアップどころかメールの送受信もできなくなる。漫画喫茶に行ってしのぐ予定。
さて、今日の一枚。ソラリスというグループ。
Right In Middle Of falling in Love Solaris (Dana 1415/6)-1980-
サム・ディーズの曲で、サムの限定CDで彼自身のデモ録音と聴き比べることができる。1980年というソウルのぎりぎりの時代の危うさが良い方に転がったミディアム・ナンバー。
しかし、僕はB面が気に入った。"Before The Down"という曲で気持ちよく、かつドラマティックな展開のミディアム。こちらは力のある女性がリードを取っている。A面は男性リード、ただしコーラスに女性と思われるコーラスも入るので男女混声のグループなのだと思う。
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