これは傑作では--- Stephen Bayliss
UK(だと思う)の、いまどきの黒人。
たとえば「70年代の雰囲気はあるが、あざとい」とか、「歌が軽い」とか、そうした保留をつけるのがルールみたいになっているが、これだけの充実を前には空しい。
Play For Keeps Stephen Bayliss (SB001)-2006-
とにかく全曲、曲がいい。アレンジもストレート。ヒップホップ臭はまったくないが、だからといって古いわけでもない。そして歌にも揺るぎがない。
いや難癖はつけられるんですよ。生音のバックがやや弱いとか、歌に破綻がないとか。しかし、そんなことを言ってどうするのというくらい、ストレートな楽曲であり歌。
強いて言えば、暗い面がまったくない。そうしたものを特に好む人にはやや物足りないかもしれない。
しかし、それを踏まえても、これは優れたアルバムだと思う。
僕にとっての2006年のベスト・アルバムはこれになるかもしれない。
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