出発します P-Vine 1995
文章は後で書く(東京についてネットを開通してから----)。
★ネット開通しました★
学生時代、ずっと引っ越しのアルバイトをしていた。
なにが気に入っていたといって日当だったからで、懐を厚くして帰りにレコード屋を覗くのが楽しみだった。(だから残らずにいつも貧乏だったが)
そのアルバイト時代、単身赴任者の引っ越しというのもよくあった。転勤に手慣れた方は本当に荷物もコンパクトで、今日の仕事が単身赴任者だとわかるとラッキーと思ったものだ。
そういう経験を持っているだけに、引っ越し屋さんには本当に申し訳ないと恐縮しきり。
自分のなかでは荷を減らしたつもりだが、それでもこれは世間一般の単身赴任者の量じゃない。
しかも東京で住むのは、エレベーターなしのマンションの4階。頭を下げ通しだった。
前回の単身赴任(9年前から3年間、やはり東京)のときは、レコードプレイヤーは持って行かず、安いCDミニコンポを買い、好きなCDを500枚くらい持っていった。そのときは別にMDデッキも持っていった。
今回はCDデッキは持って来なかった。これはPCで代替できるからで、ただ聴くだけだったら圧縮音源の再生ソフト(iTunesなど)があれば良いというテクノロジーの進化による。
その進化の恩恵で、前回とは逆にレコードプレイヤーを持ってきた。これで新生活で入手する音源がアナログだろうがCDだろうが問題なく聴ける。
では持っていくレコードや、CDのソースは?
これについては明日のトピックとする。ご興味のある同輩はお楽しみに。
今日の画像は、引っ越しの荷造りの最中にでてきたP-Vineの1995年のカタログ。
CD世代の方にはイメージし辛いだろうが、CDが登場した頃(1980年代中頃)、それはものすごいテクノロジーのように思えた。スクラッチノイズがなく音の分析度が高まったと言われ、しかもレコードと並行して売られていた当初は高価だった。(同じ音源がレコードだと2500円、CDだと3200円くらいだったと記憶している)
そうしたイメージから、CDというのは余程の大企業しか作ることのできないものだと思いこんでいた。
だから、はじめてP-VineのCDを見たときは仰天した。
そして、とにかくソウルであれば全部買おうと決意した。ところが、出すわ出すわ、ものすごいリイシュー量の進撃がはじまる。
その頃、日本のソウル/R&B/ブルースのリイシューレーベルとしてVividとP-Vineは拮抗していたが、P-Vineの怒濤のラッシュで、その後のリイシュー量では両社は大きく差ができてしまった(もちろん、お互いに素晴らしいリイシューを現在に至るまで続けており優劣などはない)。
途中から、アナログで持っているものは諦めたが、そうでないものは相当必死に買った。
この1995年のカタログを読み返すと、この頃はもうP-Vineのコングロマリット化(?)の大枠が完成しており、ラテンをはじめとするワールドミュージックが多い。僕もそんなにたくさんではないが、ラテンやアフリカンも少々買っていた。
今から12年前、このころはまだCDが輝いていたんだなと懐かしく思い返した。
CDの薄い音圧、それを回避するには単なるリイシューを超えたマスタリングが必要(それこそ相当な企業姿勢がないと不可能)、さらにCD-Rへのバックアップコピーなどがあり、現在の僕は単身赴任にターンテーブルを持っていくというわけだ。
※このカタログは、もちろん自宅に置いてきました。こんなものまで持って来ては引っ越し屋さんに申し開きがたたない。
The comments to this entry are closed.
Comments
引越し大変ですね。
返事ちょうだい
また飲みましょう
Posted by: LOVE JONES | February 02, 2007 10:39 PM
引っ越し終わりました。
ネットもとりあえず開設。こうやってコメントも書き込める----but、少々不安定なところがあり、ちょいとシステムを見直してるとこです。
もちろん飲みに行きましょう!
とりあえず恵比寿の「アリオリ」にでもいかがですか。
Posted by: Sugar Pie Guy | February 04, 2007 04:44 PM
引越しお疲れ様でした。
いいですね。アリオリ行きましょう。
よかったらMixiまでメール下さい。
おやすみなさい。
Posted by: LOVE JONES | February 04, 2007 11:35 PM