ボーナス入り Act 1
その昔、日本のセンチュリーでCDになっているが、今回はボーナストラック(not on LP)3曲を追加。そして聴き比べたわけではないが、ずいぶん音が良くなったように思う。
Act 1 Act 1 (Southbound CDSEWM 145)
このグループは、テリー・ハフ&スペシャル・デリバリーの母体と言われることがあるようだが、よくわからない。Act 1のジョージ・パーカーがスペシャル・デリバリーに参加しているのは確かだが、それだけだったら単にメンバーの過去の遍歴というだけだし。
そんなことが気にかかるのはAct 1の資質がスペシャル・デリバリーとは相当違うからだ。彼らはスウィート・ソウルというより、ミディアムからダンサーに強みを発揮する。
この時期のSpringの音はその手本をデトロイトのInvictus/Hot waxにおいていたらしい(最近出たミリー・ジャクソンのCDのライナーにそういう記述があるとfriscoさんから伺った)。当時の世の中がフィリーに草木もなびき、N.Y.でもワシントンD.C.でも疑似フィリーという音が多いなかで、まこと卓見、よくやったという気がする。
特にこのAct 1の音はその気配が濃厚で、ブラインドで聴かされたら、これInvictusじゃないのという曲もある。
今回の音がよくなったCD(以前のCDが手元になく、あくまで感想ですが)で、その気分はさらに加速し、こんなに良いアルバムだったっけと再認識している。
not on LPの3曲も好調----ただ、少なくとも2曲は聞き覚えがある。ひょっとして以前のセンチュリー版CDにも入っていたのか、ほかで聴いたのか。
なお、今回のCDにも収録されていない曲に"Didnt Love Me Anyhow"がある。
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